つばさからのお知らせ

日本骨髄バンクの新登録システムが東京新聞に掲載されました。
若いドナー増を願って新システム‘スワブ’が導入されようとしています。とても分かりやすい記事が掲載(東京新聞・夕刊)されましたので共有します。
東京新聞 記事pdf
東京新聞 記事
[2024/04/10]
ITP(免疫性血小板減少性紫斑病)の患者さんに電話での聞き取り調査を募集中です。
[2024/04/10 追記]
5名の方の応募が得られましたので、募集を締め切ります。皆さまのご協力に感謝いたします。
免疫性血小板減少性紫斑病(ITP)の患者さんへ

免疫性血小板減少性紫斑病の患者さんで、治験用調査票の文章をレビューしていただける方を残り4名、3月末をめどに急募しています。

これは、言語検証といって、調査票の文章が何を言っているかを教えていただき、当方で原文の意味が正しく伝わっているかどうか確認させていただく作業になります。

レビューの聞き取りは電話(電話代は当方負担)で行います。聞き取りの所要時間は40分程度、謝礼は14,500円です。

ご協力いただける方、詳細が知りたい方は、スペクトラムトランスレーション 和田裕子(nh8y-wd@asahi-net.or.jp)までご連絡いただくか、こちらをご覧ください

尚、5名の協力が得られ次第、募集は終了させていただきます。

[2024/03/29]
「先端医学交流セミナー市民公開講座in Tokyo」が2月3日に東京慈恵会医科大学で開催されました。

「白血病治療の学と術と道」の講演動画がNPO法人白血病研究基金を育てる会のサイトに公表されました。

座長: 矢野真吾先生(東京慈恵会医科大学 腫瘍・血液内科)
講演:「小児急性白血病の動向」富澤大輔先生(国立成育医療センター 血液腫瘍科)
講演:「成人急性白血病の動向」齋藤 建先生(東京慈恵会医科大学 腫瘍・血液内科)

https://flrf.gr.jp/kifu/shien/20240203.html

[2024/03/28]
2024年3月31日(日) 市民公開講座『うまく付き合おう、がん治療と味覚障害』
本市民公開講座は、AYA世代(15~39歳)がんの啓発週間「AYA week 2024」の企画に準じた市民公開講座です。この講座はZoomによるWeb配信です。
日時 2024年3月31日(日)14:00~15:20
ご視聴方法 こちらからZoomにアクセスし必要事項をご入力いただき、Zoomウェビナーの事前登録をお願いいたします。ご質問がございましたら事前登録の際に承ります。(当日のご質問も可能です)Zoomウェビナーにご登録後、ご登録アドレス宛に視聴ログイン案内の通知メールが届きます。
講演内容 ◆講演I
『がん治療経験から見つけた食べる工夫とよろこび』
 座長:大阪国際がんセンター/血液内科 多田雄真先生
 演者:株式会社michiteku猫舌堂 柴田敦巨様

◆講演II
『味覚障害の科学的考察』
 座長:大阪国際がんセンター/歯科 石橋美樹先生
 演者:いとう歯科口腔外科クリニック 伊藤章先生
 
◆講演III
『味覚異常出現時の食事の対応方法について』
 座長:大阪国際がんセンター/栄養腫瘍科 飯島正平先生
 演者:大阪国際がんセンター/栄養管理室 松岡美緒様
[2024/03/07]
信楽の陶芸家・神山清子さんが逝去されました

追悼

信楽の陶芸家の神山清子さん(NHKの朝ドラ「スカーレット」の主人公)が逝去されました。一昨年、日本骨髄バンク30周年記念誌のための取材で信楽を訪ねたときはとてもお元気そうで、安堵しておりました。「どっこも悪いとこ無いねん」と本人もおっしゃってました。

そうそう、その訪問は秋でした。庭に実ったブドウをたくさん積んで「食べや」と骨髄バンクの広報部員にも薦めてくれて、楽しい時間でした。

神山さんと私は骨髄バンク設立運動の同志です。わが息子も神山さんの息子さんの賢一さんも同じ慢性骨髄性白血病でしたから、「診断から3年から5年は時間の猶予がある」タイプでした。そしてお互いに家族ドナーが無かったのです。そこで滋賀と東京とで連絡を取り合いながら、設立運動に懸命に取り組みました。私がアメリカからNMDP(できて間がない全米バンク)の関係者を招聘した時も、一行に信楽も訪ねてもらいました。私が責任者として提唱した「骨髄バンク設立議員請願署名」も、神山さんを先頭に滋賀・京都などでビックリするほどの筆数を集めてもらった記憶があります。

でも残念ながら二人の息子らに骨髄バンクからの非血縁ドナーの恵みはありませんでした。

神山清子さんは献体するので葬儀はしない、という希望を残したそうです。その報に触れて、賢一さんも献体されたことを思い出しました。信楽のお宅で行われたお通夜の席で、神山さんが「賢一は献体だから(医学のために使われる日まで)これから何度でも会いに行ける」。母同士、薄く涙を浮かべながら頷き合いました。

今頃は神山さん、賢一さんと焼き物談義を再開されているでしょうか。

2023年12月23日 橋本明子

[2023/12/25]
日本血液学会公開シンポジウム10/15の記録動画が白血病研究基金チャンネルに掲載されました。
NPO法人 白血病研究基金を育てる会(Youtube)
https://www.youtube.com/@npo4751
[2023/11/17]
2023年10月15日(日) 日本血液学会公開シンポジウム
当日は自由参加です。
公開シンポジウム第三部では記念講演「 ゲノム解析が切り開いた白血病研究の新地平」(京大・小川誠司先生))、「成人白血病における画期的治療法の新展開」(北大・豊島崇徳先生)、「小児白血病における基礎研究と臨床研究の進歩と融合」(東大・加藤元博先生)があります。
会場においでいただけましたら一緒に聴講しましょう。

尚、2部の私たちのスピーチ、記念講演3題ともに後日育てる会のYouTubeで公開されます。

テーマ 日本白血病研究基金設立30周年記念講演
日時 2023年10月15日(日) 13:20~16:00
場所 東京国際フォーラムホール棟5F ホールD5(第7会場)
東京都千代田区丸の内3丁目5番1号
※申込不要・入場無料
[2023/10/04]
エプコリタマブが承認
再発又は難治性の大細胞型B細胞リンパ腫に対する治療薬

つばさとして開発社ジェンマブに早期承認願いを提出し、早期承認を待ちわびた、再発又は難治性の大細胞型B細胞リンパ腫(2回以上の全身療法後に再発又は難治性のLBCLのうちDLBCL、HGBCL、PMBCLおよびFL3B)に対する治療薬としてエプコリタマブ(製品名エプキンリ)が9月25日付で承認されました。

以下はジェンマブ株式会社からのプレスリリースです。
pressrelease_230925.pdf (genmab.co.jp)pdf

アメリカで開発と承認に向けての動きがあることを知ったつばさは、これはたいせつな薬であると認識し、ジェンマブ社に日本における早期開発のお願いをお送りしました。その折のジェンマブ社長への「要望書」(2022年5月23日付け)、それに対しての丁寧なお返事は以下の通りです。詳しくはこちら

[2023/09/26]
MDSに関する調査がいったん中止となりました

MDSのより良い闘病のために開始されたMDS財団による調査ですが、いったん中断し再検討となりました。

骨髄異形成症候群(MDS)で闘病中の患者さんと介護者のご経験に関する調査の中断・再検討に関するご連絡

これまでご案内しておりました「骨髄異形成症候群(MDS)で闘病中の患者さんと介護者のご経験に関する調査」をいったん中断することになりましたことを御報せいたします。調査方法の設定等に課題が見つかり、想定していた調査期間内に日本の患者様および介護者様のお声を十分に集めることができませんでした。本調査にご協力いただいた方々には心より御礼申し上げます。また調査の結果に期待をもっていただいた方々に、調査中断となりましたことお詫び申し上げます。

ただこの度はこのような運びとなりましたが、患者様およびご家族の方々のお声に関する調査は、医療現場だけでは捉えきれない当事者のご負担を把握し、医療を取り巻く環境整備を進めていく上で、非常に重要であると考えております。今回の課題をもとに、より患者様およびご家族のお声を把握できるよう調査を改善し、新たに調査を急ぎ検討して参りたいと考えております。引き続き、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

本調査は、製薬会社の依頼により独立した第三者調査機関であるCerner Enviza1およびGlobal Perspectives2は、MDS Foundation3およびMDS Allianceのご協力を得てインタビュー調査を実施しておりました。MDS Foundationは、25年以上にわたりMDSとその関連疾患の分野で患者さんとそのご家族、医療従事者を支援している世界的な非営利団体です。

本件に関するお問い合わせは、MDS_PreferenceStudy@cernerenviza.com までご連絡ください。日本語で回答させて頂きます。
1. Cerner Envizaは米国に拠点をもつ医療調査会社
  https://www.cernerenviza.com/
2. Global Perspectivesは日本に拠点をもつ医療調査会社
  http://www.globalperspectives.biz/about-us-1
3. MDS Foundationは米国に拠点をもつMDS患者支援の国際的な非営利団体
  https://www.mds-foundation.org/about-the-mds-foundation/
[2023/03/02]
小児がん経験者とご家族を対象にエゴノキクラブがワークショップを開催します
見た目の変化、学校でのより良い過ごし方、たいせつな経済問題・・・等など。小児やAYA世代のがんサバイバーの皆さんと専門家が一緒に考える1日です。
小児がん経験者の方とご家族や市民のための
エゴノキワークショップ7
日時 2023年2月19日(日) 10:00~15:30
※予約制・無料
お申込み・
お問合せ先 
info@egonoki.jp
申込みの際は [1]ご氏名、[2]人数、[3]会場かオンライン参加か、
をメールに明記してください。
主催 NPO法人 エゴノキクラブ
https://www.egonoki.jp/
[2023/02/09]
「新型コロナウイルス感染症の感染拡大時に免疫不全患者の満たされていない医療ニーズに対処するための共同宣言」につばさも参加

ワクチン接種では十分な免疫の獲得が期待されない患者さんもいます。そのアンメットニーズを政策関係者に理解いただくための共同宣言に、世界の患者団体とともに、つばさも日本を代表して参加しました。

https://www.astrazeneca.com/media-centre/statements/2022/update-to-evusheld-recommended-dosage-regimen-for-pre-exposure-prophylaxis-of-covid-19.html

また、本日(9月13日)、日本から参加した患者団体と企業で、日本の皆様にご理解いただくための、共同プレスリリースpdf も配信しました。

今後コロナとの共存が進む中で、患者の抱えている困難により理解が進むことを願っています。

[2022/09/13]
MDS財団によって、患者さんとご家族へのアンケート調査が行われております
[2023/03/02 追記]
この調査は、いったん中断し再検討となりました。詳細はこちらpdf
より良い骨髄異形成症候群(MDS)の闘病のために、MDS財団よりアンケート調査への参加者が募集されております。患者さん各3人、ご家族各3人だそうです。
骨髄異形成症候群(MDS)で闘病中の患者さんと介護者の皆様へ:
治療中のご経験に関する調査へのご協力のお願い

骨髄異形成症候群(MDS)のご本人、またはご家族の方、ぜひお声を聴かせてください。

現在、世界的に骨髄異形成症候群(MDS)の研究が進んでいるといわれている時代ですが、MDSと診断された患者さんと介護者がご経験する負担に関する文献はまだ少なく、特に治療を受ける際に経験する間接的な負担(経済的負担や生産性の低下など)に関する先行研究が不足しております。MDSの患者さんと介護者が病気の管理や治療に費やす時間が多くある中、治療を受ける上で何を重要視しているかが十分に知られていません。

そこで本調査は、MDS患者さんと介護者の方のご経験をより深く理解することを目的に実施いたします。本調査を通じてMDSという病気とその治療が患者さんや介護者の方にどのような負担となっているのか、また、MDSに対するさまざまな治療の特性について患者さんがどのようなことを望んでいるのかを理解したいと考えております。

皆様のご意見は、患者さんと介護者の方への現場での早期介入の必要性をより裏付け、実臨床での意思決定をサポートする場面で非常に重要です。是非ご協力をお願いいたします。 アンケート調査へご協力頂ける方は下記PDFへ:

本調査は、製薬会社の依頼により独立した第三者調査機関であるCerner Enviza1およびGlobal Perspectives2は、MDS Foundation3およびMDS Allianceのご協力を得てインタビュー調査を実施いたします。MDS Foundationは、25年以上にわたりMDSとその関連疾患の分野で患者さんとそのご家族、医療従事者を支援している世界的な非営利団体です。

本調査に関するご質問がある場合は、MDS_PreferenceStudy@cernerenviza.com までご連絡ください。日本語で回答させて頂きます。
1. Cerner Envizaは米国に拠点をもつ医療調査会社
  https://www.cernerenviza.com/
2. Global Perspectivesは日本に拠点をもつ医療調査会社
  http://www.globalperspectives.biz/about-us-1
3. MDS Foundationは米国に拠点をもつMDS患者支援の国際的な非営利団体
  https://www.mds-foundation.org/about-the-mds-foundation/
[2022/09/12]
早期承認を待ちわびた 中和抗体薬 チキサゲビマブ/シルガビマブ(エバシェルド)が承認されました
つばさとして厚生労働省に早期承認願いを提出し、ALL TOWNの仲間からもchange.orgを通じて賛同の環を広げてきたエバシェルドが承認されました。関係者の方々のご尽力に感謝します。以下は厚生労働省とアストラゼネカ株式会社からのプレスリリースです。 つばさより厚生労働大臣ほか関係部署へお出した「要望書」(2月25日付け)は以下の通りです。
[2022/08/31]
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の再発に対する治療薬の早期承認申請を開発元ジェンマブ社にお願いしました。

 つばさは、悪性リンパ腫の一種のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫に罹患し、至適な治療をうけながらも再発してしまった患者さん達に対する治療薬epcoritamabが開発中であるという情報を得ました。「どこかで開発中の治療薬があるなら、それを1日も早く日本の患者さん達にも届けてほしい」。それはつばさの常に変わらぬ願いです。そこでepcoritamabを開発中であるジェンマブ株式会社に宛てて、開発をお急ぎくださいというお手紙を差し上げました。

 ジェンマブ社への手紙(早期開発と早期承認申請への希望)を共有してもらいたく、ここに全文掲載します。

ジェンマブ社への手紙 全文pdf
ジェンマブ社への手紙 全文

 このつばさからの要請に対して、epcoritamabの開発元であるジェンマブ株式会社の高木実加社長から丁寧な返信を受け取りました。 ジェンマブ社からのお返事には、つばさからの要請を受けて、epcoritamabの開発の加速と早期承認の重要性と必要性に対して全社員が同じ認識を持ち、自社に課せられた使命としてしっかりと受け止めたと記されていました。

 同社とって日本は米国と並ぶ最重要国であり、将来、海外と日本での同時開発・同時申請を実現して、日本を中心としてアジアの患者さんにも貢献していくことを目指しているとのことです。日本の患者さんの希望になる治療薬へのアクセスを1日も早く確保するために全社一丸となって尽力することを約束します、との力強いコミットメントで文書は結ばれていました。

 日本における一日も早い臨床開発と承認申請に心より期待します。

NPO法人血液情報広場・つばさ 橋本明子

[2022/06/06]
Webセミナー 血液がんを学ぶ ~多発性骨髄腫・医療者とのコミュニケーション~
闘病期間が近年とても長くなった血液がん。働きながら学びながら、そして暮らしながら上手に血液がんと付き合うには?多発性骨髄腫を例に、医療者との上手なコミュニケーションについて一緒に考えましょう。
日時 2022年8月27日(土) 15:00~16:30
視聴用URL QRコード https://gjm.pw/jan0827
右の画像(QRコード)からもアクセスしていただけます。
プログラム 司会進行:橋本 明子(NPO法人 血液情報広場・つばさ 理事長)

●第一部 講演
講師:小川 亮介 先生(JCHO九州病院 血液・腫瘍内科 診療部長)

●第二部 パネルディスカッション
パネリスト:
小川 亮介 先生(JCHO九州病院 血液・腫瘍内科 診療部長)
柴田 佐知子 様(骨髄腫患者と家族の会福岡オリゾン 代表)
共催:特定非営利活動法人 血液情報広場・つばさ/ヤンセンファーマ株式会社 メディカルアフェアーズ本部
[2022/06/01]
血液疾患ビギナーのために「高額療養費や障害年金の手続き」がCLL患者会主催/つばさ協賛でまとめられました
血液がんを診断されたばかりか、あるいは治療が開始して間がない方々は、疾患そのものと治療法への理解がおいつかず不安や混乱が続いているかもしれません。一方で同時に開始するのが社会保障などの諸手続きや経済的不安だと思います。

そんな血液疾患ビギナーのために、社労士でCLL患者の会代表の齊藤治夫さんが社会保険制度についてまとめてくれました。

pdf 血液疾患ビギナーのために 診断されたら始めよう「高額療養費や障害年金の手続き」
[2022/05/06]
AZD7442の早期承認を希望してChangeに投稿しました。
つばさが厚生労働省に提出した「AZD7442(チキサゲビマブ)の早期承認」を急いでもらえるようにと、つばさとALL TOWNの仲間がChangeに投稿しました。
[2022/03/25]
厚労省にAZD7442の早期承認要望書を提出しました
血液がんの一部でワクチン接種をしても抗体ができにくい患者さんがいます。これについて、既に欧米では抗体薬AZD7442が使われています。つばさはAZD7442が日本でも一刻も早く使えるよう、厚生労働省に要望書を提出しました。
[2022/03/03]
「血液疾患患者さんにおける新型コロナワクチン接種後の抗体価の推移に関する臨床研究」の結果
藤田医科大学医学部血液内科学の冨田章裕先生より、「血液疾患患者さんにおける新型コロナワクチン接種後の抗体価の推移に関する臨床研究」の結果についてご連絡いただきました。たいせつな事ですので、本件のプレスリリースを掲載した日経の記事も併せてお知らせします。(NPOつばさ)
[2022/02/25]
映画「みんな生きている~二つ目の誕生日~」試写会のご案内
映画「みんな生きている~二つ目の誕生日~」がついに完成。試写会のご案内です。映画の企画・原案・主役は、白血病を骨髄バンク・ドナーさんからの造血細胞移植で克服した俳優の樋口大悟さん。白血病罹患の不安や悲哀、克服過程の苦しさとドナーさんへの想い、生き抜けた喜び。経験者ならではの迫力をお楽しみください。
日時 2022年
①2月17日(木)10:00~
②2月22日(火)15:30~
※上映時間 113 分
場所 映画美学校試写室
東京都渋谷区円山町 1-5 KINOHAUS 地下一階試写室
(ユーロスペースという映画館と同じ建物の地下になります)
申込方法 参加頂ける場合はお名前と所属・人数・日時を下記までご連絡願います。
(電話の場合は留守番電話に残してください)


プロデューサー 川田亮 :090-9834-8457/kawada@initinc.co.jp
[2022/02/02]
血液がん闘病の手引き「血液がん薬剤一覧」ができました
いま血液がんは新しい薬が次々と登場して、本当に良い時代となりました。ただ処方薬は一般名、商品名、分類がわかりにくく、服用しながら戸惑うこともあるかと思います。
この一覧をぜひ、日々の闘病にお役立てください。 つばさ血液がん薬剤一覧pdf
つばさ血液がん薬剤一覧
[2021/12/09]
MDSの疾患と治療法についての情報や、在宅輸血などの情報サイトができました
Tsubasa Round Table MDS
[2021/11/30]
AYA世代のアンケート調査の広報用ポスターができました
[2021/11/08]
がん患者さんへのワクチン接種効果について検証が開始しています
がん治療を経験した誰もが気になっている「ワクチン接種の効果」について、国立がん研究センター中央病院が検証を開始しました。
東京新聞 記事pdf
東京新聞 記事
[2021/08/23]
つばさ定例フォーラムが7月17日に開催されました
つばさ定例フォーラムが7月17日(土)に開催されました。全ての記録が、間もなくYouTubeで公開されます。                                    

岡本真一郎先生

小川葉子先生

武尾真先生

山本京さん

宮城順さん

後藤千英さん

新國信一さん(ヘルシンキ)

つばさ支援基金スタッフのTシャツを着て

[2021/07/19]
あなたは100人に1人!?
※以前から、骨髄バンクのコーディネート期間短縮に取り組んできた厚生労働科学研究事業・福田班が、コーディネートが進みやすいドナーの特徴を調べる研究(「骨髄バンク登録者・幹細胞提供者の行動経済学的特性 / 大竹文雄ほか」)を基にして、若者向けのリクルート動画を作成しました。


東京新聞 記事pdf
東京新聞 記事
[2021/05/20]
がん治療における不妊対策について、助成金額が決まりつつあります。
[2021/01/27]
がん不妊治療への助成開始について、読売新聞に詳細記事が掲載されました
[2021/01/19]
「小児がん・若年がん罹患者の妊孕性(精子保存・卵子保存)に保険適用を請願」、電子署名も開始しました

「小児がん・若年がん罹患者の妊孕性(精子保存・卵子保存)に保険適用を請願」
  第一次 2019年6月     根本 匠厚生労働大臣(当時)に提出
  第二次 2020年11月16日 田村憲久厚生労働大臣(現)に提出

がん、非がん含めた小児~若年層患者の治療前「卵子、精子、卵巣の温存の費用助成」として2021年度から予算が付きました。この決定を大歓迎して、つばさでは尚一層「保険適用」請願の機運を高めていくため、これまでの直筆署名に合わせて電子署名も開始しました。
https://forms.gle/ojGjcMV69G8Vka986

いただいた署名はすべて、「妊孕性(精子・卵子保存)保険適用を目指す会」(つばさ担当理事・後藤千英(代表)、同・小林洋大(技術担当)など)と、NPO法人血液情報広場・つばさ(理事長 橋本明子)で責任をもって集積し保管いたします。

直筆用署名用紙はつばさ事務局にお問い合わせください。03-3207-8503(平日12時~17時)

[2020/11/25]
映画・骨髄バンクから得たいのち「みんな生きている~二つ目の誕生日」製作プロジェクト開始
どこかにいる骨髄バンクドナーさんに、心から感謝。「あれから12年。こうして生きています!」。
俳優で移植経験者の樋口大悟さんの想いに、両沢和幸監督(TV「ナースのお仕事」など)や糸魚川市市長、そしてつばさの橋本も賛同して、製作プロジェクトが開始しました。先ずはクラウドファンディングでバックアップから。皆さま、映画製作の成功に向けて支援にご一緒ください。

◆紹介サイト https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000069188.html
◆クラウドファンディング https://readyfor.jp/projects/daininotanjoubi
[2020/11/20]
小児・若年がん治療者の妊孕性(精子・卵子保存)保険適用のお願い
11月16日に現厚生労働大臣に再提出しました。
なお本請願書は、2016年6月1日に当時の厚生労働大臣の根本匠議員宛て提出した請願と同じものです。
再提出は、国民民主党の玉木雄一郎議員、伊藤孝恵議員、名古屋市議会議員の日比美咲議員が同行してくださいました。東京新聞の記事をご紹介します。

新要望書(PDF形式)pdf / 添付文書1(PDF形式)pdf / 添付文書2(PDF形式)pdf

【東京新聞 朝刊 2020年11月16日】
→拡大表示
[2020/11/17]
11月7日の「特集・ALLセミナー」が開催されました

 11月7日(土)の午後1時~「ALLセミナー」が無事に開催されました。

 先生方のご講演、経験者さんのお話、質疑応答、追加発言ともにとても充実した内容でした。一部お伝えすれば、内分泌の高野先生より「治療後の不具合はホルモン補充で対応できることもあります。意外にたいせつなのが成長ホルモンです。大人になると関係ないと思われるかもしれませんが、このホルモンは生涯たいせつで、体調全般に関与しています。甲状腺ホルモン、性腺ホルモンなどと合わせて、調べてもらってください」とのお話がありました。

 内科・水田先生、小児科・加藤先生のお話もたいせつなことが満載でした。しばらくしましたらYouTube[つばさチャンネルで配信されますので、ご視聴ください。

準備中
準備中

準備中
準備中

皆さん、ようこそALLセミナーに!
皆さん、ようこそALLセミナーに!

終了後に、水田先生を囲んで
終了後に、水田先生を囲んで  
[2020/11/09]
読売新聞のOnline版のYomiDr.ヨミドクターで、つばさが紹介されました
◆読売新聞yomiDr.(ヨミドクター) 2020年11月2日
医療・健康・介護のコラム『NPO法人 血液情報広場・つばさ』
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20201006-OYTET50015/
[2020/11/04]
第二回 CLL(慢性リンパ性白血病)患者・家族の会主催セミナー
基本から学ぼう「感染予防とポジティブシンキング」

日時 2020年12月6日(日)14時~17時
URL ZOOM開催です。
https://www.facebook.com/groups/242837743605027/
[2020/11/09]
小児・若年がん治療者の妊孕性(精子・卵子保存)保険適用の請願活動

昨年6月1日に厚生労働大臣につばさが提出した請願について、国民民主党の玉木雄一郎議員と10月9日にお会いし、お話して来ました。厚労大臣への請願書の写しをお見せしながら、資料として<2016年のAMLセミナーで血液がん治療と妊孕性温存についての医師の発言を掲載したNewsletterひろば1607号>と、<がん治療で派生する副作用対策としての妊孕性温存術なのに、この部分だけ自由診療であることに矛盾を感じてつばさに請願を促した当事者・後藤千英さんの記事が掲載されたNewsletterひろば2008号>などのお話をしました。議員はじっと耳を傾けてから、私たちに「たいせつなことだと理解しました。何とかしましょう」と約束しました。

[2020/10/15]
8月22日開催「第60回日本リンパ網内系学会」主催の公開セミナーがオンデマンドで公開されました
8月22日開催の「リンパ網内系学会総会主催WEB公開セミナー」がオンデマンドで視聴できるようになりました。
http://www.cs-oto.com/jsltr60/shimin.html

またYouTube動画への直接アクセスも可能となっております。
https://www.youtube.com/watch?v=VUenwHypWHo&feature=emb_logo

第60回日本リンパ網内系学会(PDF形式)pdf
[2020/10/21]
Web市民公開講座
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)との向き合い方

日時 2020年11月16日 (月) 18:00~18:50
講演・演者 『特発性血小板減少性紫斑病(ITP)とは?  ~ITP患者さんが悩んでいること~』
 宮川 義隆 先生
 埼玉医科大学病院 総合心療内科(血液)教授/血栓止血センター長
対談 ITP患者さんが抱える問題点とその対応とは
 宮川 義隆 先生・ITP患者さん2名
お申込方法 視聴には事前の視聴予約登録が必要です。
視聴申し込みはこちらから
https://novartis.3esys.jp/streaming/201116_regist/

締切 : 11月16日(月) 18:00
お申し込みはインターネットからのみ受け付けます。
開催時間前までに余裕をもってお申し込みください。
[2020/10/19]
分子標的薬のジェネリックの社名無記載について
「厚生労働省・薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(8月26日版)」

Newsletterひろば2008号24ページで「厚生労働省・薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報に、分子標的薬のジェネリックではもっとも廉価な薬だけ、メーカー名が記載されていない」についてお伝えしました。

この件につきまして、9月1日、つばさより厚生労働大臣、厚生労働省医政局長あてに、以下の手紙をお送りしましたところ、すぐにお電話をいただきました。ご担当者さんとの会話は、手紙のあとにまとめました。

薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(令和2年8月26日)におきまして、薬価基準医薬品コード4291011F1010はメーカー名が記載されておりません。

① 現在のメーカー名無記載の理由をお知らせください。
② 服用する患者が自身にもっとも合った薬を選ぶために、メーカー名の記載をお願いします。

以下に、お願いに至る経緯と理由を述べさせていただきます。

本状には、つばさがかかる質問とお願いを提出するに至った過程を述べ、また関連記事を過去2回Newsletterひろば1712号28ページ、同1912号36ページに掲載しました。手紙のPDF

<厚生労働省からの連絡(電話)と会話>
手紙に対しましては、9月2日に医政局経済課より1度目のお電話をいただきましたが、従来の「薬品コードとイマチニブ(一般名)収載」を繰り返すだけで、つばさが送った「当事者は薬局などで要望を伝えるために、全社名記載が必要である、掲載してほしい」というお願いには、「内部で検討して、明日答える」とのことでした。しかしこの電話では、私たちの(全社名を知りたい)要望は、保険局が適当でしょうから廻します、とのことで電話が廻されました。しかし保険局の事務官は私共が出した手紙も読んでおらず、「簡単に説明を受けたので、かいつまんで答えます」とのことでしたので、「先ずは手紙とNewsletterひろばにお目通しいただいて、それからご説明ください」として、いったん電話を終わっております。[ここまで、9月2日]

翌3日 保険局よりお電話をいただきました。以下に、保険局行政官を「」、橋本を「」としてかいつまんでお伝えします。

:お手紙と添付資料を医政局経済課より受け取り、読ませていただきました。疑問とご要望については理解したと思っております。まず、「薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報」では、最高額の30%以下の統一名収載品として扱うのでメーカー名は入らないことになっています(と、医政局経済課と同じ説明でした)。
このメーカーだけを除外しているように捉えられているとしたら、それはこの範囲に入る金額のジェネリックが1社からしか出ていない現状だからです。厚労省としてはジェネリックの使用が増えることを歓迎しております。ほかの多くの疾患で、ここに入る薬が複数あるジェネリックもあります。その場合はどの会社も掲載されておりません。
また、この一覧は患者さん向けではなく、処方する医師や薬局のような専門家向けです。本来なら薬の一覧や値段などは保険薬辞典などが向いているものです。

:それは理解しました。しかし1つご記憶いただきたいのは、これががん治療薬であること、そしてジェネリックとしてはこれまでにない「試験管や動物モデルでの効果や副作用の検証判定を経ていること」(Newsletterひろば1712号28ページ)です。
そのようなことから、このメーカーの薬を確認したくて一覧を見た三鍋さんのような当事者が、メーカー名が無いことに不安になるのは無理からぬことです。ここに社名を全て記載すれば良い事ですから、改善を求めたいと思いお手紙を差し上げた次第です。これは専門家向けだから、ということなら、当事者はどこをみれば自分により合っていると思う値段(そのメーカー)のジェネリックを確認すればよいのでしょう?保険薬辞典を見るなど、医療の素人である患者にはほぼ無理です。一方、SNSで知識を得ようとするのが一般的なこの時代ですから、この一覧にたどり着くのは(その気があれば)自然です。

:この度お手紙をいただいて、その観点を初めて勉強させていただきました。この一覧の改善は2年に1度で、最近完了したばかりです。次に改善しますという約束はできませんが、担当者の一人として認識し、記憶に留めておくことはお約束します。

:ありがとうございます。ともかくこれは、血液がんだけではなくがん治療全体を大きく変えた分子標的薬という素晴らしい薬があったればこそ、ということも覚えておいてください。同時にそれが非常に高く、しかも長期に(人によっては生涯)飲み続けなくてはならない、という「診断と同時に、医療・経済弱者になってしまう人」がたくさん派生した問題でもあります。その流れの中で、先行薬の特許が切れたのちに、大原薬品工業が「ジェネリックへの不安を解消しつつ、ぎりぎりまで安い値段設定にして発売した」という事実を知ったときには、良い意味で本当に驚きました。それで私たちは、この薬のことを可能な限り知らせようと、木村先生にご寄稿いただいたり、また大原薬品工業にお願いしてNewsletterに広報を掲載してもらったり、三鍋さんは「オーハラのイマチニブを使用している当事者として」発信を続けたりしております。

:ご要望とそれに至る経緯を、よく理解できたと思っております。「薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報」は保険局が作成しております。ですので、最初にお手紙をいただいた医政局からこちらに廻されたのは自然なことです。ただ、もし患者さんへの値段も含めた薬の情報を発信するとしたら、それは医政局です。お聴きしたご要望は2局にかかるテーマになりますので、ひとまず本日のお話は医政局へも伝えておきます。

:質問にお答いただきましたこと、本当にありがとうございます。全社名がリストアップされるよう改善をお願いすることは、私達にとっての継続課題でもあります。今後も要望を発信しつづけますので、宜しくお願いします。[以上、9月3日]

[情報掲載日:2020/09/03]
◆その後の経過を追記しました [2020/09/04]
第60回日本リンパ網内系学会総会主催
血液がんとともに今を生きる ~正しい情報選択と社会復帰への支援~

日時 2020年8月22日(土)15:00~17:30
URL http://www.cs-oto.com/jsltr60/shimin.html
上記URLにアクセスし、簡単なアンケートにお答えいただくことで、どなたでもご参加できます。
講演 総合司会/冨田 章裕(藤田医科大学医学部血液内科学 教授)
ご挨拶/総会会長 岡本 昌隆(藤田医科大学岡崎医療センター 腫瘍内科 教授)

講演①「情報リテラシー ~がん治療の正しい情報を得るために~」
…… 筑波大学附属病院 がん看護専門看護師 入江 佳子 氏

講演②「がん治療と仕事の両立のために出来ること」
…… 国立がん研究センター東病院 サポーティブケアセンター 坂本はと恵 氏

講演③「がん治療後を元気に過ごす運動療法」
…… 慶應義塾大学医学部 リハビリテーション医学教室 助教 石川 愛子 氏

講演④「リンパ腫治療の最近の話題」
…… 国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科長 伊豆津宏二 氏
WEB座談会 司会進行/中井美穂さん(アナウンサー)

「血液がんと今を生きる」
・都 啓一さん(キーボーディスト SOPHIA / Rayflower)
・久宝留理子さん(歌手)
・牧野かおりさん(がんサポート任意団体 JPLS代表 226kmトライアスロン完走者)
[2020/08/05]
  【オンライン】血液がんフォーラム2020
このフォーラムは血液がんの患者さん、ご家族、医療従事者の他、献血協力者、ドナー登録提供者や広く一般の方にもご参加頂けます。多くのみなさまのご視聴をお待ちしております。
日時 2020年8月29日(土)・30日(日) 10:00~17:15
URL 詳細はこちらから
https://www.cancernet.jp/bcf_2020
要申込・視聴無料
主催 認定NPO法人キャンサーネットジャパン
共催 神奈川県
神奈川県立がんセンター
JCCG(日本小児がん研究グループ)
一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン(悪性リンパ腫患者会)
はまっこ(多発性骨髄腫患者・家族の交流会)
[2020/08/05]
2020年5月31日 つばさフォーラムWEB版は予定通り開催されました

感謝を込めて

この度のWEB開催にご寄附いただきました方々へ。本当にお陰様です。つばさ正会員有志ほか、ご寄附者の皆さま。改めてましてNewsletterひろば2008号に掲載させていただきます。

【広報ご協力】
NPO法人白血病研究基金を育てる会、認定NPO法人リブ・フォー・ライフ美奈子基金、慢性骨髄性白血病患者・家族の会いずみの会、骨髄増殖性腫瘍患者・家族会MPN- JAPAN、骨髄異形成症候群(MDS)連絡会、院内患者会世話人連絡協議会(HosPAC)、NPO法人がんフォーラム山梨、骨髄腫患者と家族の会福岡オリゾン、骨髄バンク長野ひまわりの会、骨髄異形成症候群(MDS)連絡会、CLL患者会、一社法人Team CML@JAPAN、NPO法人血液患者コミュニティももの木、認定NPO法人ミルフィーユ小児がんフロンティアーズ、一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン

そして
献血してくださった方々、血液をありがとう!
骨髄バンクドナーさん、ご家族ドナーさん、さい帯血をくださったママとあかちゃん
ありがとう!
骨髄バンクの職員の皆さま、コーディネータさん、骨髄バンクの応援ボランティアさん、さい帯血をママから受け渡してくださった助産師さん
お薬を創り、患者さんに届けてくださっている製薬会社の皆さん
いつも本当にありがとうございます。

[2020/06/01]
治療薬の安定供給について
 厚生労働や日本製薬協、各製薬企業などからの、薬の安定供給のための現況と発信

《厚生労働省事務連絡「新型コロナウイルスに関連した感染症発生に伴う医薬品原料等の確保について」の要請》
医療用医薬品の安定供給に万全を期すため、同国内で製造されている医薬品の原料や原薬などについて、在庫状況、今後の製造の見通し等を逐次ご確認いただき、必要に応じて、別の製造ルートの確保等に努めていただきますよう、よろしくお願いいたします。なお、今後の供給に支障等がある場合には、引き続き、当課の担当へ速やかにご相談いただきますようお願いいたします。
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000592323.pdf

* * *

《日本製薬工業協会のプレスリリース》
医療用医薬品の安定供給のために、中国で製造されている医薬品の原料や原薬などの在庫状況や今後の製造の見通し等を確認し、必要に応じて、別の製造ルートの確保等に努めるなど、安定供給に向けて尽力しております。
http://www.jpma.or.jp/event_media/release/pdf/20200318.pdf

* * *

《ノバルティスの新型コロナウイルス感染症に関する取り組み》
https://www.novartis.co.jp/coronavirus

* * *

日本製薬工業協会 別紙〈製薬協会員各社の国内での取り組み〉
http://www.jpma.or.jp/event_media/release/pdf/20200318.pdf
[2020/05/25]
韓国血液がん協会とのエールの交換

 韓国から元気なメッセージと写真が送られてきました。

 일본에 계신 혈액질환 환우 및 가족여러분 안녕하세요.
 日本の血液疾患の患者さんとご家族の皆さま、こんにちは。

 私たちの協会はこれまでの25年間、血液がん患者さんとそのご家族に様々な支援と教育プログラムを提供している非営利活動法人であり、日本のNPO法人血液情報広場・つばさとは長い間親しく交流してきました。

 いま、この冬から始まった新型コロナウイルス感染症によって、世界中が大きな困難の中にあります。韓国でも多くの不便が生じておりますが、日本と同じく人と人が一定の距離をおき、手をよく洗い、マスクを着用するなどの専門家からの指導のもと、皆で乗り越えようとしております。 日本の皆さんも同じように、この困難を乗り越えるためにご努力されていることを知っております

 4月に咲く花は、厳しい冬をかろうじて持ちこたえた後に咲くことで、一層味わい深い気がします。この春を迎える花のように、われわれは希望を持ってこの事態を乗り切り、終息なった時にはお互いの無事を送信できるよう願っています。

2020年4月6日
韓国血液がん協会(KBDCA)事務総長 李 哲煥(イチョルファン)、スタッフ一同
KBDCA 한국혈액암협회 드림.

* * *

 これはつばさより送った次のメッセージへの返礼です。

韓国血液がん協会(KBDCA)
李哲煥事務総長

 안녕하세요. こんにちは。

 韓国はいま、花と新緑とでさぞ美しいことと思います。日本も各地で桜が咲き、春爛漫の季節を迎えております。

 世界中で新型コロナウイルス感染症が拡大して緊張感の高い日々ですが、皆さまにおかれましては、変わらぬ熱意をもって、患者さんへの情報提供活動にご尽力のことと拝察しております。

 今年は久々に、夏の東京での定例フォーラムにおいでいただけるとのことで、とても楽しみにしております。情勢次第で無理かもしれませんが、それでも隣国の皆さまとの交流を続けたい思いは変わりません。

 韓国血液癌協会につながる皆さまに、つばさと多くの患者支援ボランティアさん達も希望を持って前に進んでいることを伝えてください。今回が無理でしたら次回、ぜひまた会いましょう! 또 만나요!

2020年4月2日
NPO法人血液情報広場・つばさ 橋本明子
♡日本は既に多人数の集合が自粛となっていましたので、
橋本ひとりの写真を送りました。

[2020/04/07]
つばさの茶利亭に‘イメージご招待’です
新型コロナウイルス感染症の問題下、皆さま心身の緊張にあると思います。
ひと時、つばさの思い出の中においでいただき、爽やかな9月の茶室で遊んでください。

NHKの朝の連続テレビ小説・スカーレットのモデルの神山清子さんの作品をお借りして、2008年9月27日にお茶会を開催しました。

 つばさはこれまで、多くのボランティアさん、医療関係の方々、製薬企業の社員さんなどに支えられてきました。それぞれに超多忙な人々が時間のやりくりのもと、年に何回かのフォーラム開催、Newsletterひろばの編集や発送などに関わっていただくことになります。

 そんな慌ただしい中なのに、あるいは「忙しいからこそ」でしょうか、好きな芸術やそれぞれが本業以外で携わっている文化活動の話で盛り上がることがあります。

 音楽、映画、文学、絵画、舞踊、能、歌舞伎、落語、そして華道、書道、茶道。

 時にはそれぞれが参加している文化活動にボランティア仲間を招待する、という機会が増える中、茶道をたしなんでいる人が多いことにも気づきました。そこで、つばさの活動継続へのご協力に感謝して、つばさの茶会を開催することになりました。

 そこに、信楽の作陶家の神山清子さんが作品の貸与を快諾いただいた次第です。

 今回は第一回の試みに近い開催でしたのであまり幅広くご招待しませんでしたが、患者会関係の方々、つばさボランティア、お医者さん、看護師さんなどにおいでいただきました。

 
招待状と山本亭案内

招待状と山本亭案内

神山清子氏 花入れ

神山清子氏 花入れ

神山清子氏 水指

神山清子氏 水指

山本亭・庭
山本亭・しつらえ

お庭としつらえ

[2008年9月27日開催 茶利亭つばさ]
[2020/03/24]
日本骨髄バンクの「ドナーさん匿名性」についての記事が掲載されました
日本骨髄バンク(JMDP)のたいせつな理念である「骨髄提供」の匿名性。その理念のもと、ドナーさんと患者さんの感謝の想いが交わされる貴重な機会が「お手紙交換」です。そのたいせつな匿名性がSNSで容易に崩れてしまうかもしれない、という事態に日本骨髄バンクは苦慮しています。※記事は共同通信社によって取材されて全国の新聞社に配信・掲載されております。以下は2月27日(木)に、毎日新聞・夕刊に掲載されました。

以下は紙面のコピーです。ご参照ください。
2020年2月27日 毎日新聞 夕刊pdf
[2020/02/28]
第1回「がんと妊孕性(精子・卵子保存)の保険適用の必要性と支援の動き」が開催されました

 1月30日に第1回「がん治療と妊孕性(精子・卵子保存)の保険適用の必要性と支援の動き」が開催されましたので、ご報告です。

 最初につばさ(橋本明子)より、開会の辞に代えて「保険適用の必要性について」。4人の講師(中塚幹也先生、大杉夕子先生、宮川サトシさん、大原純子さん)のお話に深く啓発され、今後への視野を広げていただきました。会場には、名古屋市議会議員の日比美咲さんも駆けつけてご参加。「地元では助成制度を求め、国への保険適用要請にも関心を深めていきたい、と発言されました。

 会場には、1月に開催されたFFJCPでポスター賞をいただいた「つばさのこれまでと妊孕性保険適用請願の活動への経緯」(後藤千英さん「つばさ保険適用を目指す会」作成)を掲示しました。

                                                   
[2020/02/05]
「妊孕性温存への保険適用請願」についての記事がHelC+より配信されました
暮らしの中で必要とされる医療情報を配信するシミックヘルスケア・インスティチュート(株)のサイトに、つばさの「妊孕性温存への保険適用請願」についての記事が掲載されました。
https://www.health.ne.jp/library/detail?slug=hcl_5000_w5000955
[2020/01/16]
白血病についての意識調査が行われて、結果報告のメディアセミナー開催
アッヴィ合同会社による働く男女518人への「白血病についての意識調査」が行われました。その結果、「ほとんどの人が治らない」と捉えていることがわかりました。しかし、分子標的薬の登場以来、多くの患者さんが社会復帰し、闘病しながらも活発に働き、社会活動しています。この現状を伝えたいという想いで、橋本もセミナーで発言しております。以下は当日取材に参加していたQlifeの配信記事です。

【白血病はまだ「不治の病」?治療の進歩で大きく変わった現状を知ろう(Qlife)】
https://www.qlife.jp/square/healthcare/story65725.html

【山陽新聞(岡山)、大阪日日新聞(大阪)、日本海新聞(鳥取)に掲載されました】
→詳細はこちら(PDF形式)pdf
[情報掲載日:2019/12/04]
◆掲載紙を追加しました [2020/01/07]
つばさ「がんと妊孕性」セミナー
第1回:がん治療と妊孕性(精子・卵子保存)の必要性と支援の動き

つばさでは2019年6月1日に「小児・若年がん罹患者の妊孕性温存への保険適用」を請願、8月から署名活動を開始しました。2020年は請願と署名活動を続けながら、AYA世代のがん治療の現況、治療経過中の妊孕性温存の機会や費用、温存の経験、支援体制の現状などについて、関係各位をお呼びして学んでいきます。今回はその1回目です。
日時 2020年1月30日(木)14時~16時
会場 フクラシア品川(高輪口)会議室B(東京都港区高輪3-25-33 長田ビル6階)
 ・JR品川高輪口駅から徒歩4分
 ・京浜急行品川駅から徒歩4分
講演 ・中塚 幹也 先生(岡山大学大学院保健学研究科 教授、岡山大学病院リプロダクションセンター センター長)
・大杉 夕子 先生(兵庫医科大学医学部附属病院血液内科 臨床准教授)
・宮川 サトシさん(漫画家 1978年岐阜県生まれ 骨髄異形成症候群を兄からの移植で克服)
・ほかに乳がん経験者の方
[2019/12/26]
妊孕性温存・保険適用の請願活動を継続
 皆さまの「小児がん・若年がん罹患者の妊孕性(精子保存・卵子保存)に保険適用を請願する署名」へのご協力に深く感謝しつつ、2020年に向けてご挨拶申し上げます。

 6月1日に厚生労働大臣宛てに要望をお伝えし、8月1日に署名活動開始しました。要望開始以来、メディアのご協力や医療や政治家の方々からアドバイスをたくさんいただきました。署名活動は先ず、血液内科初め医療関係から届き始めました。そして社内で集めたい、メディアとしてはゆっくり対応する予定だが一先ず部内で集めました、等など。また「私も30代でがんに罹患。治療を受けて、今は元気です。‘小さながん患者も含めて若い人たちに、小さながん患者も含めて、未来の可能性を残そう’というこの素敵な活動に協力したいです」などと、1人で友人・知人に語りかけてくださった方まで。つばさの局留めはもとより、目指す会の後藤千英さんにもたくさん封書が届き、フォーラムやセミナーの会場で手渡しでくださる方もたくさんおられました。差出人のお名前とご住所を一つ一つ繰りながら、より良い社会でありたいと願う心に打たれ励まされております。


<11月30日までにつばさに届いている署名>
 詳細なカウントは未だですが、封書の様子を写真に収めました。感動をお裾分けさせてください。大きく広げたのは、病院の封筒です。血液内科や小児科の先生方や看護師さん、HCTC(院内移植コーディネーター)さん、相談支援センターの相談員さんなどがたくさん集めてくださったようです。血液がんや小児がんの領域で妊孕性温存への関心が高いことを実感します。右側に並べ、積み上げたのは、個人や企業や団体で取り組んでくださった方々からです。

 署名は2019年版の8月~12月分を第一次集計といたします。ただ「これから企業内で集めたい」「団体内で取り組みます」などの声もあり、「保険適用は一般認識として広げる必要がある」とのアドバイスもありますので、2020年に向けて継続とします。

 2020年版を最初にNewsletterひろばに同封し、発信開始いたします。また1月から医療や研究者の皆さまと小児・若年者の妊孕性温存に関する学習(セミナー開催や学会への参加)を始め、政治・行政・社会に相談を続けていきます。

 さらなるご協力を心からお願い申し上げます。
[2019/12/09]
長崎セミナー「AML/CLL」が開催されました
11月30日、AML/CLL・長崎セミナーが開催されました。宮崎泰司先生(長崎大学医病院)、宮本敏浩先生(九州大学病院)、鈴木律郎先生(島根大学医学部附属病院)にご講演いただき、たくさん勉強させていただきました。 経験は跡部浩一さん(AML)、斉藤治夫さん(CLL)、稲葉恵美さん(CML,特別出演)でした。充実した時間でした。  
                                                       
長崎セミナー開始
長崎セミナー開始
座長・司会席
座長・司会席
宮崎泰司先生
宮崎泰司先生
宮本敏浩先生
宮本敏浩先生
宮本先生
宮本先生
鈴木律郎先生
鈴木律郎先生
跡部浩一さん
跡部浩一さん
跡部さんスライド
跡部さんスライド
斉藤治夫さん
斉藤治夫さん
稲葉さんスライド
稲葉さんスライド
稲葉恵美さん
稲葉恵美さん
懇親会
懇親会
[2019/12/12]
青森県平川市で「骨髄移植を知ろう」(27回)が開催されました
青森県立中央病院血液内科による恒例のイベント「骨髄移植を知ろう」(第27回)[→詳細PDF]で、橋本が講演いたしました。本企画では12年前から、山田高校の吹奏楽部との楽しいジョイントを続けて、若い人たちの骨髄バンクへの登録促進に大きく貢献しているそうです。  
           
第27回 骨髄移植を知ろう第27回 骨髄移植を知ろう エントランス

青森県山田高校吹奏楽部(常任指揮・顧問 高橋太郎先生)
青森県山田高校吹奏楽部
(常任指揮・顧問 高橋太郎先生)

音楽が躍動して
音楽が躍動して…

客席にねぶたが走込み
客席にねぶたが走込み…

口笛も高らかに
口笛も高らかに♪

客席と一体となって
客席と一体となって♬


終了後懇親会:青森県の血液医療チームの方々と
写真提供:日本骨髄バンク登録説明員 成田昭一さん

 
[2019/11/07]
日本血液事業学会が仙台で開催中です
日本血液事業学会総会(https://www.med-gakkai.org/sjbp43/)が仙台国際センターで開催中(10月2日~4日)です。2日のシンポジウム『進化する医療と血液事業の調和を目指して』では、代表の橋本が、輸血関係でご活躍の皆さまへの謝意を込めて、「輸血は文化の賜物―当事者に寄り添い続けて」の演題で講演。会場全体、より良い血液事業を目指して、とても活発な意見交換の場の雰囲気に満ちていました。学会は継続中。可能な方、是非ご参加ください。

日本血液事業学会

ポスター発表

ポスター発表

ポスター発表
[2019/10/03]
妊孕性温存について、詳細な記事が西日本新聞に掲載されました
WEB版は以下のURLでご覧ください。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/539203/

以下は紙面のコピーです。ご参照ください。
2019年8月30日 西日本新聞pdf
[2019/09/09]
「がん患者の栄養を支える会」が発足しましたのでお知らせします
「がん患者の栄養を支える会」が発足しました。
治療からの長い暮らしを少しでも快適に。是非ご参考にしてください。
https://cancer.qlife.jp/nutrition-support
[2019/09/06]
キムリア ―保険適用の承認について―
 難治性白血病(B細胞性リンパ芽球性白血病)の子ども~25歳、抗がん剤での治療の効果が無かったリンパ腫(びまん性大細胞が多B細胞リンパ腫)の患者さんに施される治療・キムリアについて保険適用が承認されました。つばさはこの保険適用を歓迎し、必要として待っている患者さんに一日も早く使われますよう、祈っております。

 キムリアは高額な値段のために、国民皆保険制度に影響が大きいのでは?ないかという意見や不安もあるようです。

 でも同じように骨髄移植も日本で数多く行われるようになった1980年代、ドナーの検査費用と骨髄採取、患者さんの寛解導入の治療、前処置、無菌室代(個室費用とは別)など複雑に費用が重なって合計すると数千万円といわれ、多くは治験医療として行われていました。それでも骨髄移植は、それまで不治の病といわれていた白血病を、たとえ一部の人であれ根治に導くことができたのです。そこに1991年、日本骨髄バンク(当初は骨髄移植推進財団)が稼働し、身内からの移植件数も増えて、医療としての経験が積まれ、治療成績も向上してきました。同時に治療の段階のそれぞれが保険適用されて、高額療養費の範囲で移植が受けられるようになりました。そして移植医療そのものも、末梢血幹細胞移植、さい帯血移植、ハプロ移植と増え、発展しています。

 一方、薬による治療も徐々に成績を上げ、血液がんがいつの間にか「治癒に導ける」疾患になりつつあります。血液がん(リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群)のそれぞれの疾患もまた、持っているがん遺伝子の種類で細分化されますが、その遺伝子の異常に対して効果的な薬や治療法が、1つ、また1つと開発されてきました。新しい薬や治療法は、次々に、治そうとする医療と治りたい患者が待つ臨床現場へと届けられてきたのです。

 また私たちは、全ての新規がん治療薬は当初はある一つの疾患のために開発、承認されますが、その多くが次に開発された別の薬と組み合わされて別の疾患に適用される、という朗報をたくさん聞いてきました。つまり私たちは、たとえ対象が少数であっても命を救う治療法や薬が1つ手に入れば、それはまた次に別の疾患を対象とした開発につながることを経験してきたのです。

 命を救うための1つの開発は、治療法、副作用、費用などなども含めて試され使いこなされて、次代の医療のインフラとなります。キムリアもきっと次代への架け橋になると期待して、歓迎いたします。

※詳細な解説が掲載された朝日新聞の記事を紹介します。
→拡大表示 朝日新聞(2019年5月16日) PDFpdf
[2019/06/05]
つばさとMDS連絡会は、マルフォートラ・マイケルさんの献血推進活動に共感・連動します。
 白血病はじめ血液がんの患者さんの多くが、時に治療前・治療中・治療後に貧血を経験します。中でも骨髄異形成症候群・MDSは、貧血から診断されることも多い疾患で、長く輸血を必要とする場合もあります。
 私達はマルフォートラ・マイケルさんの献血への呼びかけに心から賛同し、共感の輪を広げて行きます。
NPO法人血液情報広場・つばさ
骨髄異形成症候(MDS)連絡会
[2019/02/20]
慢性骨髄性白血病・CMLのジェネリック値下げ
 4月以降、日本各地の新聞がそれぞれのタイミングで「大原薬品によるジェネリック薬値下げ」を掲載しています。読売新聞の他は、共同通信の取材・配信ですから同じ内容ですが、掲載欄のシリーズや見出しには微妙な特徴が表れていて、日本の各地でたくさんの方々と一緒にこの記事内容を共有していることを感じます。    大原薬品工業株式会社がCMLのジェネリックを値下げしました。つばさ支援基金を運営していることや、本法人のNewsletterに関連する記事(ご寄稿文)※を掲載したこともあり、橋本にも意見・感想を求められましたので「ジェネリックについての不安は(一般的に)あると思う」一方、「ジェネリックを希望する人にとっては負担軽減なので歓迎」、そして「医療費は皆で考えねばならない問題なので、(この度の大原薬品工業の値下げを機に)私たちもできる協力をしたい」と述べました。

※『分子標的薬のジェネリックを安心して使うためにー効果検証と大規模市販後調査のシステムの確立を期待』木村晋也先生(佐賀大学医学部)のご寄稿をご参照ください。Newsletterひろば1812号(28ページ)
◆ ジェネリック薬の値下げにつき大原薬品工業(株)が情報サイトを開設しました ◆
CML(慢性骨髄性白血病)のジェネリック医薬品についての情報サイト
慢性骨髄性白血病とジェネリック
http://cml.ohara-ch.co.jp/
◆ Newsletterひろば1808号が発行されました ◆
報告・血液懇談会-1では、「医療費」について詳しく論じられています。その中で「日本の医療費とジェネリック薬」、そして「大原薬品工業のジェネリック薬値下げ」などについて触れられてますので、是非ご参照ください。ただ19ページ図16は、木村先生のデータ作成時の410円の試算です。実際は531.20円の薬価ですので、ご留意いただけましたら幸いです。 Newsletter18_08.pdf pdf
[情報掲載日:2018/04/27]
◆京都新聞を追加しました [2018/05/07]
◆神戸新聞、千葉日報を追加しました [2018/05/10]
◆山陰中央新報を追加しました [2018/05/17]
◆大原薬品工業株式会社「慢性骨髄性白血病とジェネリック」のリンクを追加しました [2018/05/24]
◆Newsletterひろば1808号のお知らせを追加しました [2018/08/28]
AYA-ALLを克服し15年後にチャリティーバスケ大会を開催した斉藤さんの物語が、動画制作されました
ノバルティス ファーマ株式会社WEBサイトにて、2017年10月にチャリティ・バスケットボール大会を開催した斉藤さんのストーリーが掲載されています。
◆急性リンパ性白血病:思春期の発症と葛藤
急性リンパ性白血病:思春期の発症と葛藤
https://www.novartis.co.jp/stories/education-awareness/patient-all-basketball
[2018/08/20]
骨髄バンク/福田班/つばさ共催・市民公開講座の記録が動画になりました
市民公開講座は「造血細胞移植の成果と課題を共有しよう」のテーマで開催されました。骨髄バンクの職員がしっかり準備を整えて迎えに立つ中、患者さんやそのご家族、移植経験者やボランティア、そして移植医療を支える関係者の方が等たくさんの方々が参集しました。  講師・経験口話の方々と参加者の皆さんとで、文字通り移植医療の成果とこれからへの課題を共有した1日の様子をお届けします。
[2018/06/25]
つばさ支援基金の拡充に向けてイメージポスターができました
つばさ支援基金は、多くの方々の「支援したい想い」、そして「支援のチカラを受けてより良く闘病したい希望」を再びしっかりつなげようとしてます。キーワードは「伝われ、伝われ、この想い」。

◆つばさ支援基金の活動につきましては、随時 公式WEBサイト にてご報告いたします。
[2018/02/20]
神戸のチャリティー・バスケット大会の様子が、素晴らしい動画にまとめられました
「情報提供と支援活動を両翼に乗せて、つばさは2018年も羽ばたきます」
 Newsletterひろばの「ひと」で紹介した斉藤裕子さんが企画したバスケット大会の様子です。「伝われ、伝われ、この思い」の熱いメッセージを共有してください。
 斉藤さんはつばさ支援基金の再興を願い、今年もさらに深く・温かい想いを込めてチャリティー・バスケット大会を企画中です。
 つばさもこれに励まされて、今年も頑張ります。
[2018/01/30]
Newsletterひろば1712号に、治療法の特集として多発性骨髄腫が掲載されました
 Newsletterひろば・特集「多発性骨髄腫」(32ページより)をご紹介します。
 本文は2017年9月に開催されたフォーラムin大阪での、柴山浩彦先生のご講演から文章化されました。ご講演はわかりやすく熱意にあふれ、そして「この席でだけは、病気の辛さを忘れて、笑ろてんか」というユーモアをご提供いただきました。さすがに本文ではユーモアの分は抜いてありますが、Newsletterひろばをご希望の方にお送りしますので、staff@tsubasa-npo.org まで、住所氏名電話番号を書いてお送りください。
       
 主な内容は、次の通りです。
  骨髄腫 -Multiple Myeloma- MM とは
  骨髄腫細胞について
  骨髄腫の症状の解説
  多発性骨髄腫の治療
  新しい薬―免疫調節剤など
 
[2018/01/18]
MDS連絡会主催/つばさ協賛フォーラムが開催されました
◆2017年11月25日(土)ユニゾンプラザ(新潟市内)
<座長・講師>
埼玉医科大学総合医療センター 木崎昌弘先生/新潟県立がんセンター新潟病院 石黒卓朗先生/新潟大学地域医療教育センター魚沼基幹病院 関 義信先生/新潟大学医歯学総合病院 増子正義先生/新潟県立がんセンター新潟病院 清水真由美看護師さん、そして獨協医科大学病院 三谷絹子先生
<経験報告> 後藤千英さん/宮城 順さん/城所賢一郎さん
 フォーラムは第一部を石黒先生の座長で、木崎先生の「骨髄系腫瘍の基礎講座」から開、MDS、AML、CML、MPNなどが造血のどの段階で腫瘍化するかについて理解しました。そして薬と維持療法による治療について関先生から、MDSと移植について増子先生からお聴きしました。質疑応答では、たくさんの事前質問と会場からの質問に対し、講師の先生方と思いがけず駆けつけてくださった三谷先生から、基本的で示唆に富んだアドバイスをいただいて、会場全体で治療検討へのヒントを共有しました。
 

基本のお話 木崎先生

化療による治療 関先生

 二部は3人の皆さんの経験報告でした。それぞれに苦しい日々もあったが、支える医療と家族と仲間からのチカラで今がある、というメッセージいっぱいのお話に感動と共感をもらいました。後藤さんと宮城さんのお話はNewsletterひろばの1712号(12月発行)に、城所さんのお話はMDS連絡会の会報誌「わいわいホーム」(既刊)に。是非お目通しください。締めの講演は清水看護師さんの「暮らしながらの血液がん治療 上手な日常管理や副作用対策」でした。お話はとても納得、配布資料はそのまま日常管理の手引書になると思います。
 

移植による治療 増子先生

暮らしと闘病 清水看護師さん

 全体を通して得られたことはたくさんありますが、2点に要約できるかもしれません。  
 ・「今日のように皆で場を共有して、専門家からじっくり情報を得ることのたいせつさ」
 ・「共有された情報をもとに、医療専門家としっかり対話しながら治療を進めることが‘患者力’」  
 「また元気に会いましょう」。お互いへのエールの拍手で閉会しました。
[2017/11/27]
ご報告
  日本白血病研究基金の授賞式が11月4日にあり、今年は25名の先生方が受賞され、これで受賞者は延べ404名になったとのことです。http://flrf.gr.jp/kifu_shien_detail.php?id=13
  授賞式後の祝賀パーティーでは、受賞者の徳島大学の安倍正博先生とお話しました。安倍先生には15年ほど前に、徳島大学内で、多発性骨髄腫をテーマにフォーラム開催に協力いただいた事があります。そして今回は同じ大学の原田武志先生が若手特別賞を受賞されていて、他の受賞者の先生方も、ですが、熱意あふれるご研究の姿勢に感動しました。
 

左から、つばさの監事・鎌田麗子さん、橋本、原田武志先生、安倍正博先生

・・・・・・・・・・  
 
 10月22日、日本血液学会・市民公開講座が『血液疾患と暮らしながら自分らしく生きる』が盛況のうちに開催されました。全体進行は白血病研究基金を育てる会の小川公明さん、第一部の司会は橋本、パネリストは小瀬良克也さん/跡部浩一さん/稲葉恵美さん/宮城順さん/矢萩淳さん/後藤千英さんでした。「パネリストさん達の元気な姿に、血液医療の成果を感じて心から感激した」と、ある血液内科の先生からお言葉をいただきました。  
 

奥から、小瀬良克也さん、稲葉恵美さん、宮城順さん、後藤千英さん、跡部浩一さん、司会・橋本  
[2017/11/17]
チャリティーバスケット、大盛会!
  当日は、選手と観戦者を含めて予定の100人を大きく上回る150人ほどの参加数で、大変な熱気でした。
  
 会場では、大会企画・主催者の斉藤さんに、「私も治療経験者」「元気に声を上げてくれて、ありがとう」等と、同じく血液がんを乗り越えた方から声が掛けられました。開催のお蔭で新しい出会いがあり、力強い心の輪が広がったことになります。
 募金目標30,000円も大きく上回って、41,910円!神戸のバスケット大好きさん達に、心から感謝です。ありがとうございます。
 
 つばさもこの企画にとても励まされました。
 血液がんは、病気自体と治療法の理解が難しい。そして、治療期間がとても長い。きっと1人1人の患者さんは、不安でつらいに違いない。
 だから、医療からの適切な治療情報を届けたい。しっかり診断名と治療計画を租借して納得して闘病してほしい。そして、治療しながら学び・働き・活動して、あなたらしい闘病を。この願いを、これからも元気に届けます。
 詳しい報告は次号のNewsletterひろばで。先ずは、齊藤さん、お疲れ様でした。そして、齊藤さんとご支援者(ご家族、高校と社会人バスケットチームのご関係者、友人の皆さん)に感謝をお伝えします。
[2017/10/25]
多発性骨髄腫に新しい薬「ヒト抗CD38モノクローナル抗体ダラザレックス®点滴静注」が承認されました。
 再発又は難治性の多発性骨髄腫を効能・効果として、ダラツズマブ・点滴清注薬が承認されました。詳しくは以下のサイトをご覧ください。
 http://www.janssen.com/japan/press-release/20170927
 
 サイト内の一部を紹介します。
『多発性骨髄腫は治癒が難しい血液がんで、形質細胞が骨髄で異常に増殖することで生じます1,2。日本では白血病、悪性リンパ腫とともに代表的な血液がんといわれており、2012年には約6,900人が多発性骨髄腫と診断され、同年の死亡数も4,000人以上にのぼっています3。また、65歳以上の年代で発症しやすく、女性よりも男性に多くみられます4。日本における多発性骨髄腫の患者さんの5年相対生存率は36.4%5であり、新たに診断された患者さんの29%が診断から1年以内に死亡しています6。治療によって寛解に至ることもありますが、再発する可能性が極めて高く、再発又は難治性の多発性骨髄腫に対する医療ニーズが高いことから、ダラツムマブは、2016年12月に希少医薬品に指定されていました。

ヤンセンの代表取締役社長のクリス・フウリガンは、「ヤンセンには、複雑で治癒が困難な血液がんの治療を変革する薬剤を提供してきた輝かしい歴史があります。引き続き、この伝統を維持し、この革新的な新薬であるダラツムマブにより、一人でも多くの多発性骨髄腫患者さんに貢献できることを期待しています」と述べています。』
[2017/10/02]
在宅診療専門診療所 青山クリニック 「治療経験者さん事務スタッフ」を募集
 思春期・若年成人;AYA世代の治療経験者さんへ

 はじめまして。
 大阪府和泉市桑原町で9月に開院したばかりの在宅医療専門診療所・青山クリニックの青山泰孝です。
 私は平成8年に大阪市立大学を卒業し、以後、血液内科医として20数年間にわたり血液疾患の診療に携わってまいりました。大阪市立大学血液病態制御学教室・日野雅之教授のもとで血液悪性疾患に対する治療および造血幹細胞移植を学び、社会医療法人生長会府中病院の勤務を経て、この度、より地域に根ざした診療をめざして、在宅医療専門診療所を開院する運びとなりました。
 これにあたり、共に地域医療に貢献していただける事務スタッフを募集しております。応募要件は以下のとおりですが、いわゆる職員の採用とは少し趣意を異にしておりますので、下記の「治療、そして、その先へ」を御一読いただき関心を持っていただけたら、一度ぜひご連絡ください。

「治療、そしてその先へ」
 私は大学を卒業し医師免許を取得してから、血液内科医として血液難病の患者さんを救命することを使命として従事してきました。多くの先輩や同士に恵まれ、また、多くの患者さんと関わりを持たせていただき多くのことを学ばせていただきながら充実した日々を過ごしてまいりました。
 血液疾患に対する治療は、身体的にも精神的にも負担が大きく、さらに治療には長い時間にわたります。治療をおえることができた患者さんのその後の生活は様々で、仕事をもっておられた患者さんの中には復職される方もおられましたが、就労していなかった患者さん(とりわけ思春期・若年成人;AYA世代)の患者さんは、仕事という社会との重要なかかわりになかなか飛び込めずにいることがほとんどでした。
 治療がひと段落しても、フォローアップや再発への不安はもちろんのこと、大きな病気のあと時間をあけずに就職活動を行うことは高いハードルであることは想像に難しいことではなく、また、アルバイトをするとしても多くの場合、飲食店など体を使うことが多く、さらに定時に出勤することも最初は難しく感じられると思います。さらに、AYA世代の患者さんの場合、ご家族のお気持ちとして、「わざわざアルバイトなどしなくてもよいのに。家で安静にして欲しい。」という気持ちをもたれてもなんらおかしいことではなく、社会復帰の一歩を踏み出すハードルは、私達、治療を担当している医療従事者が考えるよりも高いのでは?と考えていました。
 確かに、血液疾患は生命に関わることが多く、まず、救命を目標に治療が行われます。ただ、患者さんの視点から病気・治療を考えたとき、患者さんの人生では、治療はあくまで通過点に過ぎず夢に向かい自分らしい生活、社会参画を果たすことが治療目標の本質と思います。

 この度、診療所を開院するにあたり、「私達の診療所が共に地域医療に貢献していただきながら、社会復帰の足がかりになれるような空間になれれば。」、そのような考えで事務スタッフを募集することいたしました。
 私達の診療所は在宅専門診療所ですので、患者さんが来院されることはありません。電話応答や官公庁などへの手続きなど、いわゆる事務作業が仕事の内容になります。ただ、スタッフになっていただくにあたり、重要なお願いがあります。事務作業をするだけではなく、今後の人生目標を設定していただいて、その目標に向かって前進していただければと考えています。
 例えば、治療のために高校生活を中断している、大学入学を躊躇している、などであれば、診療所で仕事をしながら勉強を再開してみませんか?医療分野に興味があるのであれば、介護職員初任者研修(いわゆるヘルパー)などの資格を取得することを目標にするのはどうでしょう?行政書士や宅建合格を目標にしてもいいかもしれません。もちろん、とにかく診療所に顔をだすということも初めの目標としては大きな一歩だと思います。

 ただ、一般の雇用と少し異なる点は、診療所のスタッフとしてずっと勤務していただくことを前提としてではなく、人生の通過点として利用していただければと考えています。そして夢にむかって診療所を卒業してもらえればと思います。もちろん、私達の診療所の一員として地域医療に引き続き貢献いただくことを妨げるものではございませんので、その都度、相談しながら決めていくことになると思います。まず、ご連絡いただき相談した上で、一歩をふみだしましょう。
 ご連絡をお待ちしております。
平成29年9月1日 青山クリニック院長 青山泰孝
募集要項
勤務場所 大阪府和泉市桑原町279-2第一泉洋ビル202(エレベータはございません)
募集人数 若干名
年齢 30歳位まで。
仕事の内容  診療所の電話対応。官公庁への申請など。
出勤日 月~金(土・日曜日、祝祭日は休診)9時~18時が診療時間
※現在の体調や診療計画に応じてご相談していきます。
勤務体系 パートタイム勤務
その他 ①就労にあたって、治療を担当されている主治医の先生のご意見をいただきたいと考えています。
②何か目標を設定していただき、応援していきます。
連絡先 青山クリニック
TEL; 0725-40-1900
FAX; 0725-40-1901
e-mail; clinic@aoyama-home-clinic.com
https://aoyama-home-clinic.com
[2017/09/01]
保存臍帯血を用いた医療行為に対し、日本造血細胞移植学会より声明が出されました。
6月に報道された保存臍帯血を用いた医療行為に対し、日本造血細胞移植学会より、7月3日に以下の声明が出されました。 →詳細はこちら(PDF形式)
[2017/07/10]
多発性骨髄腫の新しい薬が承認されました
うれしいニュースです。
再発又は難治性の多発性骨髄腫の一般的な患者さんに、経口剤新薬が承認されましたのでお知らせします。
詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
http://www.takeda.co.jp/news/2017/20170330_7734.html

サイト内の一部を紹介します。
『日本赤十字社医療センター 骨髄腫・アミロイドーシスセンター長である鈴木 憲史 医師は、「臨床第3相試験TOURMALINE-MM1の参加医師として、本試験は、再発又は難治性の多発性骨髄腫の一般的な患者さん、すなわち高齢者、中等度の腎機能障害、軽鎖病や高リスクの細胞遺伝学的異常を有する患者さんなども対象に含めた、実臨床を反映した試験であると考えています。本試験で、イキサゾミブ、レナリドミド、デキサメタゾンの3剤併用療法は、再発又は難治性の多発性骨髄腫患者さんの無増悪生存期間を有意に延長するとともに、管理可能な忍容性及び安全性プロファイルを有する経口レジメンであることが明らかとなりました。さらに、国内臨床第1相試験であるTB-MC010034試験では、同3剤併用療法は日本人の再発又は難治性の多発性骨髄腫患者さんにおいて忍容性に問題なく実施可能でした」と述べています。』
[2017/04/19]
【ご報告】MDSの貧血改善薬―ダルベポエチンアルファの早期承認を要望
MDSによる貧血に悩まされている方々に朗報をお届けします。
ネスプ(一般名:ダルベポエチン アルファ)が骨髄異形成症候群に伴う貧血に対して承認されました。
協和発酵キリン株式会社のホームページ・ニュースリースをご覧ください。
協和発酵キリン - ニュースリリース
[2014/12/19]
 7月10日にお知らせしたダルベポエチンアルファに関する続報です。
 本剤の早期承認を待ち望むMDSの患者さん達の声を代表して、MDS連絡会からも要望書を出すことになり、ご一緒して9月11日に厚労省を訪問しました。
 医薬食品局・審査管理課より、ダルベポエチンアルファの承認に関する進捗状況の説明は次の通りでした。
 ○治験は順調に進捗していると認識しています。
 以上のことをお聞きして、MDS連絡会の星崎さんと共に、開発メーカーへ「早期申請をお願いしたい旨」の要望書を提出することにしました。
[2013/09/20]
 つばさは1990年から血液がんの患者さんへの情報活動を継続してきました。
 以来20年を超える月日が流れましたが、いま総じて「血液がんが、完治または長期維持できるようになった」という本当素晴らしい時代を迎えていると実感しております。
 ただし、改善できていない事もいくつかあります。その1つに、骨髄異形成症候群(以下、MDS)の患者さんにとっての問題点、貧血です。

 MDSは、骨髄(血液を造る機能)が停止してしまい免疫機能がマヒすることから、感染症や貧血など複数発症(症候群)する病気で、特に貧血は頭痛やめまいを伴うとてもつらい症状です。ある方は「貧血が重くなると、なんだかやる気が失せるというか、鬱っぽくなる感じ」という表現をされていました。現在のところ、輸血(献血)に頼るしか改善方法がありませんが、ありがたいことに、希望すれば(あるいは必要であれば)輸血が可能な時代でもあります。しかし、輸血を長期に続けることで鉄過剰症になることが懸念されます。

 以上のことから、長く「貧血改善薬」の登場を待ち望んでいた次第です。
 そんな中、赤血球を増やす薬‐ダルベポエチンアルファがMDSに対して臨床試験が行われていることを知りました。そうであるなら、臨床試験完了と同時にMDSへの臨床適用(保険適用)をしてほしいと強く希望し、既に厚生労働大臣に対して「早期承認をお願いしたい」旨、5月17日付けでお手紙をお送りしました。
 要望書(お手紙)の詳細は割愛しますが、大臣のほかに医薬食品局審査管理課長、医政局研究開発振興課長あてにも同時にお送りしております。
 1日も早く必要な患者さんにダルベポエチンアルファが保険薬として届き、貧血が改善されるように願って、皆様に「要望」を共有していただきたくここにご報告します。

NPO法人血液情報広場・つばさ 理事長 橋本明子
[2013/07/10]
多発性骨髄腫の治療薬が少しでも増えますように、つばさでは3剤の早期承認を希望し要望書を提出しました。
多発性骨髄腫の治療薬として、新たに3剤の早期承認を
カーフィルゾミブ、ポマリドミド、レナリドミド

 近年になり、多発性骨髄腫には1剤また1剤と薬が登場し、現在は「治療しながら長く付き合う」疾患なりつつあると言えます。
 しかし残念ながら、多発性骨髄腫の発症幾序はbcr-abl遺伝子が病因であるCMLのような「ほぼ均一の発症機序ではなく」「効果的な分子標的薬がほとんど患者さんに効き続ける、というわけにはいかない」ことがわかっております。
 つまり、既存の治療薬の効果には個人差があり、副作用によって使えない場合やせっかく効果が出てもそれが持続しないケースもあるのが現実です。

 また同時に、本年12月7日~10日に開催された米国血液学会(ASH)では、初発の多発性骨髄腫の患者へのレナリドミドの成績が好結果であった事が発表されました。多発性骨髄腫は高齢者が多く罹患する疾患ですから、少しでも副作用が少なく効果的な薬が登場したのであれば、時を隔てることなく日本の患者さんにも使わせてあげたい、と切に願います。

そこで、次の2点(3剤)についての要望を厚生労働大臣、医政局長、医薬食品局長、健康局長あてに提出しました。
1.再発難治の多発性骨髄腫に対し、カーフィルゾミブ、ポマリドミドの早期承認を要望しました。
2、初発多発性骨髄腫へのレナリドミドの早期承認
[2013/12/27]
昨年末の12月27日に厚労大臣宛に提出しましたカーフィルゾミブ、ポマリドミド及びレナリドミドの早期承認要望につきまして、続報です。
1月に入り、医薬食品局・審査管理課より

○要望は受け取られました。あとは厚労省としては、開発メーカーからの承認申請を待ちます。

との連絡がありました。
以上のことから、つばさでは開発メーカー社長宛に「早期開発のお願い」を送りました。1日も早く多発性骨髄腫に3剤が使われる事を期待します。
[2014/01/30]
JPOP-VOICE
JPOP-VOICEがんと向き合うで、11月1日より血液がんがスタート!最初の登場はテノール歌手の矢萩さん(多発性骨髄腫)です。
JPOP-VOICE
[2013/11/05]
メディカルトリビューン誌 3月7日号 『展望:難病患者を救う鍵握る医師主導治験の課題』
メディカルトリビューン誌「展望」の記事に、慶応義塾大学の宮川義隆先生につきまして掲載されました。
[2013/03/14]
「骨髄バンク普及映画を作る会」のご案内
2011年、『NHK総合 欽ちゃんのワースト脱出大作戦』で「ドナー登録者数ワースト」からの脱出でがんばった群馬のボランティアが中心となり、2012年は「日本一ステキな映画作り」を目指してがんばっています。

詳しくは公式サイトとご覧ください。
骨髄バンク普及映画を作る会 公式サイト:http://kotsuzui-eiga.org/
[2012/08/01]