慢性骨髄性白血病の皆さま

 グリベック、タシグナ、スプリセルの3か月処方は可能です。
 高額療養費制度でたとえば一般(区分B)の場合、多数該当以降は月額44,400円ですから3か月に1度の支払いであれば、年間で177,600(月々支払いでは、532,800円)です。
 
 「慢性骨髄性白血病に対して(上記3剤を)用いた場合」は減算除外薬剤とする、との記載が改定された診療報酬にありました。このことから、我々は従来通りの30日以上の長期処方が可能と判断いたしました。
 
 ただし、長期処方に関しては主治医の先生とよくご相談ください。
 
 分子標的薬3剤は、CML治療の歴史を変えたすばらしい薬です。これは長期に服用し続けてこそ意味のある分子標的薬ですから、経済問題で治療を断念することがないよう祈ります。関連記事(慢性骨髄性白血病の方へ)

2014年3月31日 NPO法人血液情報広場・つばさ 橋本明子

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